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日々のあれこれ

N-Caster:名古屋

2013
11/04

古典文学のすゝめ、その二

こんにちは、あおさんです!(^O^)

今回は、以前書いた古典文学紹介http://www.nanzan-cast.net/2012/07/post-521.html
第二弾です!

今日は伊勢物語の中でも有名な、
伊勢の斎宮のお話についてちょこっとご紹介です♡

『伊勢物語』とは!

作者不明、成立年代も確かではないのですが
〝むかしをとこ〟と呼ばれる主人公の政治だの恋だの愛だのの話が
オムニバス方式に展開されていく物語です!

〝むかしをとこ〟とは、かの歌人・在原業平だとする説が一般ですね(^^)

その中でも有名な【伊勢の斎宮】(伊勢物語/第六十九段)のお話とは、、、


天皇の命で、伊勢まで狩りに来た主人公…
そこで美しい斎宮に心を奪われるものの

斎宮とは、神に仕えるための巫女様!!
神以外の人に心を捧げることは許されません

惹かれ合うふたりですが、
一晩、恋しい気持ちを隠し、無言で向かい合ったのをこれきりとして、
結ばれぬまま別れてしまいます…

彼岸花.jpg

 

という切な〜いお話なのですが
これは業平の実話?それとも作り話??

実話だったら素敵ですよね!

結論から言うと、、、

フィクションです。

 

なぜそう言いきれるかというと

後の時代の国文学者の契沖(けいちゅう)という人の証明にあるのですが、

この物語の時代の天皇は清和天皇です
清和天皇は仏道に実直な人で、動物の狩りは行いませんでした

 

さてここで最初の文に注目!

「天皇の命で、伊勢まで狩りに来た」と、書きましたよね?

そうです、清和天皇の命で狩りに行くなんてことは、あり得ないのです。

おそらく物語のために、狩りの命を受け伊勢に行った、と作ったのでしょう

 

この章段の一番のポイントは、

神に仕える最高位とも言える、伊勢の斎宮がに落ちる、というところです!

斎宮が恋をするなんて禁忌中の禁忌
当時の人々にはこの物語展開は衝撃的すぎたらしく、、、

業平は馬頭観音(めずかんのん)の生まれ変わりだから、斎宮との恋が許されるんだ!!

なーんて荒唐無稽なことを言い出したりしてたみたいですね。笑

(作中、業平が〝馬の頭〟という役職名で呼ばれることが多くあるため、
馬の頭→馬頭観音だ!となったみたいです)

 

伊勢物語は掘れば掘るほど色んなことがわかって面白いですね!
 

文学としてだけではなく、その背景、成り立ちについて見ても面白いのです!!

 

長くなりましたが、今回はここまで(^v^)

あおさんでした♡

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