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裁判官ってどんな人? @2011秋季法学会講演会☆
こんにちは、法学部年3年のゆんちょです☆
今日は私が在籍している法学部の
2011年秋季法学会講演会についてのレポートです!
名古屋地方裁判所の裁判官である伊藤納さんが
「刑事裁判官の仕事」についてお話してくださいました。
伊藤裁判官は名古屋地方裁判所の裁判官として活躍されています。
裁判には民事裁判と刑事裁判があり、伊藤裁判官は刑事裁判を担当されています。
民事裁判とは、例えば「お金を貸したのに返してくれない」や「商品を買ったのにいつまでも引き渡してくれない」
といった社会日常的なトラブルに巻き込まれた時に相手方に対して起こす裁判です。
裁判を起こした側を原告といい、裁判を起こされた側を被告といいます。
一方刑事裁判とは、犯罪をした疑いのある人について、
その人が本当に犯罪を行ったのか、だとすればどのくらいの罪を負わせるべきかを決めるものです。
犯罪の疑いがなければ無罪になります。
犯罪が捜査機関に知られると、まず警察に逮捕されます(逮捕されないケースもあります)。
逮捕されるなどして、犯罪の疑いをかけられた人のことを、
一般に「容疑者」と呼びますが、法律用語では「被疑者」といいます。
その後、検察官によって刑事裁判にかけられると、
一般に「被告」と呼ばれるようになりますが、正しい法律用語は「被告人」です。
被告人を裁判にかける役目の人を検事とか検察官といいます。
被告人には弁護人がつき、弁護人には資格を有する弁護士が就任します。
検察官が被告人を裁判にかけ、被告人を弁護人が弁護して、裁判官が被告人の有罪無罪を、
有罪ならばどれくらいの刑かを決定するのです。
検察官側、弁護士側それぞれの意見を聴いて、
中立の立場で適正な判断を下すことを常に心がけているそうです。
2009年5月から導入された裁判員制度を皆さんご存じですよね(^^)?
この裁判員制度によって裁判官の役割も大きく変化したそうです!
法律の専門家ではない国民にわかりやすく、簡単な裁判にするため
見て聞いてわかる裁判を目指し日々努力されています☆
裁判員に選ばれた以上、納得のできる裁判ができるように
裁判員の目線に立ってお仕事をされているそうです。
伊藤裁判官は私達学生へのメッセージとして
目標を持ち今の自分で満足せずにもっと上を目指すこと。
「そうですね。」という肯定をするのではなく、
「?」という疑問を常に抱き続けること。
の大切さをお話して下さいました。
私は日頃「?」をあまり使わないなぁとふと思いました。
日常生活の中で「本当にこれでいいのかなぁ?」という
考える癖をこれからはつけていこうと思いました★
皆さんも考える癖つけましょう(*^^*)
私は裁判官というと堅い、小難しい
というイメージがあったのですが
伊藤裁判官はとても気さくで優しい方でした♪
南山大学では、裁判官のように
普段なら滅多にお話を聴けることのない方の
講演会が沢山開かれてます☆
社会人の方のお話を聴き沢山のことを吸収し、
自分のスキルアップを目指しましょう♪