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N-Caster:名古屋

2011
02/18

日本文化学科安田ゼミ卒業制作?南山歌舞伎?その1

 こんにちは、よしえです!
今回は私が所属する日本文化学科・
安田文吉ゼミの卒業研究プロジェクト発表会
についてお届けします!


 001.JPG

きっと皆さんは「卒業研究プロジェクトって何?」「卒論について発表するの?」と思うかもしれませんね。
この安田ゼミの卒業研究プロジェクトは他のゼミとはちょっと違うんです。

歌舞伎について研究しているうちのゼミでは毎年、人気演目である
青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 稲瀬川(いなせがわ)勢揃いの場』をゼミ生3・4年生全員で上演します。
今年で7度目の上演で、南山大学の名物行事にもなってきました。

ゼミ生が実際に歌舞伎を演じるのですが、
役を演じる人は実際に本物の歌舞伎の舞台と同じ化粧をし、
同じ衣装を着て、同じ鬘(かつら)をつけるんです

そして歌舞伎に欠かせない三味線・長唄・太鼓・鐘・附打(つけうち)・
拍子木も全てゼミ生がやります

どうしてわざわざこんなことをするのかというと、
歌舞伎は本で勉強したりお芝居を見ているだけでは学べないことがたくさんあるからです
実際に試演することで歌舞伎での所作、せりふ回し、見得の切り方、
また附打ちのタイミング、長唄の節回し、三味線に早引き…
こういったものの難しさや面白さを自分の体で感じることができ、
研究に深みが増します。

安田先生は「歌舞伎が身体に入っていく」とおっしゃっていました。
歌舞伎を演じる機会なんてそうそうあるもんじゃないですよね。
ゼミで歌舞伎を実際に演じているのは日本の大学の中でも
この南山大学の安田ゼミだけじゃないでしょうか。

この『稲瀬川勢揃いの場』、どういったお話かというと、
義賊の首領日本駄右衛門(にっぽんだえもん)とそれに従う弁天小僧菊の助(べんてんこぞうきくのすけ)・忠信利平(ただのぶりへい)・赤星十三郎(あかぼしじゅうざぶろう)・南郷力丸(なんごうりきまる)の五人男が、捕手(とりて)の追跡を逃れるために
稲瀬川の土手までやってくる。
そこへ捕手が現れ、五人男は各々名を名乗り、
打ちかかってきた捕手から逃れていく……
という短いものです。

この場面は稲瀬川の土手に勢揃いした五人男それぞれの、
掛け言葉が多く使われた五七調の名乗りが一番の見どころです!

揃いの衣装もかっこよくて、「志ら浪」の字が入った傘を持って
立ち並ぶ姿は迫力があります!

衣装も五人男それぞれの個性を現した柄になっていたり、
花道から五人男が登場するときの長唄も
一人一人のテーマソングになっている歌詞であったりと、
話の内容以外にも見どころ・聞きどころはいっぱいあります!


去年の秋から練習を始め、1月30日(日)に発表がありました
ゼミ生の数がとても多いので、文組・吉組の二組に分かれての公演です。
私は長唄で二組の公演に出ることになりました。
しかし!
練習中はなかなか人数が揃わず、しかも教室が寒いのなんの……。
それでも毎年長唄や演技を指導してくださる先生方、
そしてOGの先輩がご指導してくださるおかげで、皆の練習にも力が入ります。
 

002.JPG

三味線も皆真剣です。
長唄の先生のお宅で何度もお稽古をしました。

捕手は全員の動きを合わせるのに大変そうでした。
逆に五人男の口上の間はじっとしていなくてはいけません。
十手を持つ角度も大切なんですよ。 

安田先生も五人男の動きを見て指導をしてくださります
それだけではなく太鼓もポンポン叩いてお手本を見せ、
長唄も一緒に唄い、附打もカンカン!と決め、
捕手にも演技指導を行う安田先生……すごいです

発表前日は大学内の研修センターに泊まって練習をしました。
最後に五人男や捕手の動きを確認したり、長唄と三味線のリズムを合わせたりして、
この日の練習は終わりました。
次の日は朝早くから準備があったのですが、3・4年生全員で親睦会をして楽しんでから就寝となりました
(その後も3年女子の部屋は深夜まで盛り上がってましたが…)

何カ月もかけてたくさんの方々の協力を得ながら作り上げてきたこの「南山歌舞伎」。
次回は卒業研究プロジェクト本番についてお伝えします!

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南山大学学生入試広報スタッフとは世を忍ぶ仮の姿。果たしてその実態は…!?
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