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2010
11/17

経済学部ミニ公開セミナー★その3

こんにちは。
法学部の田中です。

 本日は、土曜日に名古屋キャンパスにて開催されている
『南山大学経済学部創立50周年記念連続ミニ公開セミナー』
の様子をお届けしたいと思います。
前回も申しましたよう、南山大学では様々な公開セミナーを開催しています。
n-cast+をご覧の皆さん!
是非、足を運んでみてください!
セミナーのついでにキャンパスを歩いてみて大学生活を想像することも皆さんの大学受験のエネルギーになると思います♪
 

10月16日、10:00?11:00のセミナーを担当されたのは岸智子氏です。
労働経済学を専門に研究されている岸氏のテーマは
『非正社員から正社員への転換‐パネルデータ分析‐』
というものでした。
経済学部の学生を中心に聴講者がいらっしゃるという様子でした。

DSCN15232.jpg

 特に本講義においての重要な点は
「パネルデータの特徴を理解する」
といったものだったように、私は感じております。
パネルデータとは、
複数のサンプル(個人、企業、地域など)を複数時点にわたって追跡、観察を続けたデータであり、
複数のサンプル・1時点のクロス・セクションデータとも
1サンプル・複数時点でのデータである時系列データとも違います。
クロスセクションの場合→「α(対象の数)×1(○○年○月○日)」といった感じで、
時系列の場合「1(例:日本のGDP)×β(調査した年度の数)」といった感じになりますが、
パネルデータの場合「α(対象の数)×β(調査した年度の数)」といったものになるので、
情報量が多いことが特徴となり、

長期にわたる変化や因果関係を把握するのに長けているということができます。

 

日本におけるフリーター問題の背景について、
パネルデータによる調査からわかったことを例に出しながらの解説もありました。
1)高卒フリーターには、どちらかというと学校が好きでなかった人が多い。
2)フリーターには、学生時代、アルバイトに熱中し、学校よりもアルバイト先の企業に長くいた人が多い。
3)さらに、フリーターには、アルバイトで一定の収入を得て、「アルバイトでもなんとか生活できる」と思っていた人が多い。
こういったデータからは、フリーター問題が教育問題の1つを明らかにしているとも言えることができます。
つまり情報量が多いことで「因果関係がある可能性」のある事象が浮かび上がってくるのです。

 これから自分がどうやって生きていくのか…
それは自分自身が考え、取り組んでいくものであることは皆さんご存知のはずです。
常にリスクを避けるような人生には魅力はないと思います。
しかし、時には客観的に自分の選択しようとしている道について
データなどから情報を得るのも重要
だと思います。
また、歴史を学ぶ理由の1つも今日の話からわかると思います。
歴史は繰り返すと言われる中で、同じような事象の先に大きな問題があるなら
それを避けるように政策を取っていくのが大切
なのではないでしょうか。
様々な物事の因果関係を整理し、理解していくことは何をするにも大切になってくると思います。
高校生の皆さんも、色々なデータからも想像力を働かして学んでくださいね♪

さてさて、今回も比較的長い記事になってしましましたね。
高校生の皆さん、飽きずに読めたでしょうか。

では、また次の記事でお会いしましょう。

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