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「受難」の公演に感動

  学生部次長(課外活動担当)の太田達也(ドイツ学科)です。10月16日(土)に開催された野外宗教劇部の「受難」公演を観させていただきました。昨年は残念ながら他の予定と重なってしまったのですが、今年はようやく観ることができました。そして、感動しました!

  陽も暮れた夜の静かなグリーンエリアが壮大な劇の舞台になるという、この独特の雰囲気は、その場にいなければ決して味わうことのできない、貴重な体験でした。南山大学の学生・教職員のみなさんには、ぜひ一度ご自分で体験されることをおすすめします!
  休憩なしで2時間半という長大な劇にもかかわらず、劇の進行やひとつひとつの言葉の重みにぐいぐいと引き込まれ、長さを感じることはほとんどありませんでした。個人的には、バッハの「マタイ受難曲」をよく知っているので、ユダの裏切りやペテロの否認といった場面では、ドイツ語の台詞やメロディーが頭の中で鳴り響いていました。Ich kenne des Menschen nicht!「私はその人を知らない」と3度言ったところで鶏が鳴いた、というくだり、バッハでは福音史家が聖書の記述を物語るわけですが、今回の「受難」では、そこでけたたましい鶏の鳴き声が聞こえ、苦しむペテロの姿がクローズアップされていました。胸のしめつけられるような場面です。演じている人たちも、みな熱演で、すばらしかったです。
  ドイツのオーバーアマガウという村では、10年に一度、町の人が総出で「受難劇」を演じるのですが、今年はちょうどその上演の年にあたり、日本からもたくさんの人が観に行ったようです。しかし南山では、毎年このようなすばらしい「受難」が上演されているのですから、ぜひ来年も多くの人に観ていただきたいですね。

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2010.10.21