08/29
大学生の夏休み:竹切り物語その1
タンクトップ。それは汗をかく人類にとって最高の発明品である―
私、りなはこの夏、ボランティアに参加しています。
ただただ、竹を切るボランティアです。
これはCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)に関連して、愛知の私立7大学が行うイベント、
「40000個のキャンドルナイト」
のための準備作業。
キャンドルを灯す竹筒を4万個製作します。
一年の絶滅種を表すこのキャンドルたちは、9月19日(日)白川公園にて、一斉に点灯。
老若男女、高校生、誰でも参加出来ます。
当日の点灯スタッフ、募集中だそう。
気付けば私、これに5回も足を運んでいる。
なぜそんなにも参加するんでしょうか。
わからない!
自分の研究に関する、竹の加工の様子を知るため、これに一度は参加したいと思ったのがきっかけです。
当日は安全のため長袖、長ズボンの指定。つば付き帽子も持参。
蒸し暑い8月上旬でこの装いは、堪えます(^^;)
そこで長袖の下に何となくまとったのが、黒のタンクトップでした。
作業会場・愛知学院では大学生が十数名と電通・朝日新聞の大企業社員が1名ずつ参加。
作業は、
ただただ竹を切る。
内心、落胆しました。
竹の加工過程が目当ての私にとって、職人のいない竹切りは研究と関係ないから。
だからと言って「すんません、やっぱ帰りますわー」とは死んでも言えない…。
目の前には黙々と作業を進める若者たち!22歳、奮起せねば。
私は参加者の女の子・ひろちゃんとペアになり、無理にやる気を起こして竹に刃を投入。
ぎこぎこ。ぎこぎこ。
切れない。
強い日照りと、滴り続ける汗でイライラしてくる。
ぎこぎこ・・・がしっ。
のこぎりの歯が竹に捕まった。動かない。
そしてその瞬間私のスイッチがオン。
・・・(竹切り物語その2へ)