2009
12/25
12/25
映画製作ロケ奇談③「知られざる苦労と努力」
撮影は、新入生代表の主人公(マユ)が壇上から
タクマに向かって自分の想いをぶつける場面。
きっと実際には、映画の中では5分程度のシーンだと思う。
けれどこの撮影に、丸1日がかかった。
演台でタクマに向かって彼への想いを伝えるマユを撮影する。
想いをぶつけられたタクマの表情を客席で撮影する。
どよめきを表現するエキストラの生徒達をメインにして撮影する。
マユを止めようとして突き飛ばされる先生は、
カメラに映っていなくても、見えない場所で演技を続けている。
客席の右側から、左側から、舞台の上から、下から、様々な角度で撮影する。
全ての場所で同時に撮影することはできないので、NGではないのに、
「何度も同じシーンを繰り返し、異なる角度から撮影する。」
役者はこの1日で、30回くらいは同じセリフと、同じ動きをしたんじゃないだろうか。
こうやって苦労して撮影したカットを繋ぎ合わせて、映像は作られるのだ。
「知られざる苦労と努力」
それがあるからこそ、良い物が出来上がるのだろう。
どんな事も、努力なくして花は咲かない。
苦労を乗り越えた者にのみ、
成果という果実を手にすることができるのである。

