07/03
「南山の先生」第17弾社会学って何?森千香子先生
華麗な街・パリ。愛と芸術の街・パリ。
それはリュクス、エスプリ、…世界中を惹きつける魔性の魅力を持つ街。
そのパリの深い闇に、真っ向からスポットを当ててきた女性がいます。
森千香子准教授です。
再び10月から1年間パリへ研究に行かれる先生にお話を伺うべく、
森ゼミ生・里奈がインタビューを行いました。
いつも生徒から姉御のように慕われる先生のあだ名は「もりちか」「ちかちゃん」。
フランス学科の数少ない女性教授でありながら、そのパワーは男性陣に勝るほどです。
里奈(以下「り」)「先生の趣味は何ですか。」
森(以下「も」)「旅行です。アウトドアも好きで、キャンプもよくします。」
り「それじゃあ今行きたいのはどこですか。」
も「んー…行ってみたいのは…
イラン、シリア。あとアフガニスタンですね!」
り「え!?今(今日(こんにち))ですか!?」
も「…まあ……行きたいとすればそこですね!!」
先生、そこでキャンプは…突っ込みどころ満載です(汗)!!!
そんな先生が研究されるのは社会学。中でもパリに潜む都市下層問題を扱われています。
り「でも先生、そもそも社会学って何なんでしょうか。」
「わからなくても良いと思うんです。でも、敢えて表現するのであれば…
<民主国には自由がある。だから、良いことも悪いことも全て自己責任。
じゃあ『Aさんはお金がなくて万引きをした。悪い人だ。』と完全に言い切れるのか。
いや、そうじゃない。
そもそもAさんはどうしてお金が無かったのか。仕事が無かったからなのか。
では仕事が無いのは誰のせいなのか…。>
人は誰かと繋がって生きていて、
その全てによって成り立っているのが社会です。
そしてこの社会には見えない力・圧力が存在します。
社会学はつまり、その見えない力を研究する学問だと私は思っています!」
社会学にはアメリカ研究の教授が多いそうですが、
先生はフランスの社会学を研究されています。
実はフランスは、事象を批判して検証する社会学;『批判社会学』が盛んなのだそう。
も「今、パリの多くの物件が高騰し、海外の富裕層に売買されて、
もともと住んでいたフランス人がパリの外に追い出される現象が起きているんですよ。
そしたら、郊外に住んでいた貧困層の人々が追い出されますよね?
ではその人たちはその後どうなるのか、ということを秋から現地調査しに行きます。」
社会の陰に次々と光を当てていく照明技師・森先生。その反骨精神、憧れます!
でも、先生に教えてもらえなくなるのが寂しい…。
そして愉快な飲み会が出来なくなるのが…寂しい(爆)!!
シャンゼリゼ通りやモードだけがフランスじゃないと教えてくれた森ちか先生。
華美の裏に存在する何かを、是非とも我らが姉御の手で照明してください!
それでは先生から受験生にメッセージです。
「フランス学科には女性が多くいますが、みんなサバサバとして活発です。
そんな私たちはフランス語というキーを持って、
フランスだけでなくアフリカなど様々な国の扉を叩くことができます。
『開かれる多民族社会』を一緒に学びましょう!!


