フランス留学体験記~ニース~
今回の感想:
―私、こんな辛い経験は一生に一度でいいと思いました―
~珍事件勃発:セレブリティ・ニース~
カナダに現在留学中の友人・たっちゃんが、私の留学生活もあと僅かというところでパリに来ました。
しかも6泊7日で!
朝、特に感動も無く飛行場で出迎えました。
やって来ちゃったね、たっちゃん。
ところで皆さん、我が家はルームシェアです。
6泊もさせれるわけがないですよね…。
という訳で、
ナイスアイディアでしょ☆
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だって、
① 旅行すれば家に連泊することにはならない。
② ミラノへ行けば、前回私がお世話になった松山家にまた会える。
③ ニースでビーチの妖精になれる。
でも、本音はやっぱり、
小学校以来の付き合いである友と、豪華な旅がしてみたいっ!!!
各地一泊ずつの短い旅ですが、
生まれて初めてのニース。
松山さんとの再会とうまいイタ飯。
しかも私のテリトリー:フランスで、南巡りなんて。
ああ何という贅沢でしょう!!!
いいのか大学生!!!
いっか!!!
彼女が来る一か月前に、飛行機のチケット、ミラノからニースまでの列車切符、ホテル(気合入れて4つ星の海辺沿い取っちゃった)他…全て予約完了させ、
待ちきれない旅行の準備は万端です!
でも、ここで問題が。
南巡り旅行を除くと、パリに滞在する日数は計4日。
4日って短いんですよー私は彼女に自分の知ってるありったけのパリを見せたいんですよー!
食べさせたい、見せたい、食べさせたい、太らせたい。
自然と予定も詰まったものになってきてしまいます…。
よって、彼女との目的の1つ「フランスワイン堪能☆」を2日目の夜にすることに。
あ、私、一応こっちで二十歳迎えましたから合法です☆
さてさて始まった、ゲコが赤ワイン片手に晩さん会。
何という滑稽な景色でしょう。
はい。
腹がよじれるほど滑稽です。
翌日…
私たち、飛行機逃したんですから。
朝の4時まではしゃぎ騒いだ女2人は、目覚まし時計をかけたにも関わらず気がつかなかった。
はい。
最初に起きたのは私でした。
携帯の時計を見ると、朝10時。
ん??朝10時って??
<3日目の朝10時:飛行機のフライト時刻>
「朝10時かー…zzz…。。。!?!?!?朝10時!?!?!?!??!?!」
その瞬間口から発せられた悲鳴と、脳裏をよぎる地獄絵図。
ミラネーゼの風景がぼろぼろと崩れていく…。
動転し、とにかく空港に行こうとする私。
それを、むくりと起きたたっちゃんが
「あんた今から空港行って間に合う訳無いじゃん。
まあ考えようよ。」
と冷静に止めてくれました。
ちょっと!!彼女めちゃ冷静よ!!!お母さん!!!
そうだ。気を取り直せ里奈!ともかくできることをやるしかない!
ミラノの夢を取り戻せ!!
まずは松山家に電話をして、飛行機が飛び立ったことを伝えます。
ごちそうの準備をして下さっていた松山家に合わす顔がありません…。
次に、今から家を出て乗れる便に空きがないかネットでチェック。
空席なし。しかも当日券は3倍の値段。
最後の手段は、
飛行機会社に電話して
「突如腹が痛くなって病院に行ったので乗れなかったんです」と必死に直訴。
そしたら電話対応のお姉さんが同情して、
「診察証明を持ってきたら大丈夫ですから、心配しないで!」
と優しい言葉をかけてくれました。
優しさから垣間見えるルールの壁…。
アウトぉー。
遂に私たちに為す術は無くなりました。
2人で呆然…。
私は特に松山さん・そしてたつこへの申し訳なさで押しつぶされそうで…。
発狂。
ご存じですか?
人間って狂うと本当に笑い出すことを!!ドラマの世界だけじゃありません!!!
…どちらにせよ、ニースの海沿いホテルは予約してあるので行かなきゃいけない。
電車の切符(安いから。)を探していると、たーまたま運よく、その日の夜出発する夜行列車を取れました。
しかしながら、結局、飛行機チケット、ミラノ→ニースまでの電車切符が全てパーになってしまった。
深く深く後悔しました…。
何故朝4時の時点で寝たのか。
あと2時間起きてろよ!!!と。
そして日本の父と母にも一応連絡です。
生気の無いかすれ声で、ただひたすら詫びる娘に対し、言い放った父の一言:
「情けない…」
そ の日からたつことの行動中、「ミラノ」の名前は禁句となりました。
『発狂のリレー』
By.谷川○太郎/里奈ver.
「予約した飛行機が 朝10時にパリからミラノへ飛び立つとき
日本人のゲコ娘二人は 二日酔いの頭でミラノの夢を見ている。
その飛行機が 太陽と大地の間を飛行しているとき
それを知った娘二人は 青空のように曇りのない笑い声を帯びて発狂する。
この地球では いつもどこかで飛行機を逃す人がいる。」
2008.11.21


