07/11
フランス留学14 地獄の滞在許可証申請
こんにちは!リナです。
今回はパリに住んでいる長期留学生であれば必ずぶち当たるであろう壁・滞在許可証の申請についてお話ししようと思います。
滞在許可証とは、フランスで生活するのに必要なVISAのことで、長期滞在学生には3か月に一度の更新が義務付けられています。これが無かったら国外に出れないし、不法滞在です!
さてさて来たる2月、私の滞在許可証も期限が近づいていました(期限日:2月28日)。まずは警視庁のホームページからランデヴー(更新申請する日をあらかじめネットで予約する)を取り、指定された書類を揃える必要があります。
初めに、ルームメイトでもある大家に①彼女のパスポートコピー②電気orガス支払証明書 を頼んでおきました(ルームシェアは、大家の身分証明も必要なのです)。
私は①パスポートと以前の滞在許可証②証明写真③居住証明書④学校の出席証明書&次のタームの登録証明書を揃えました。
銀行の残高証明も必要なのですが、それは1月に日本から取り寄せたものがあります(私は日本で作った口座で生活しているので、英訳された残高証明を前もって日本から取り寄せる必要がありました)。3か月以内発行のものが指定されていたのですが、1月発行だからOKっしょ!
ランデヴーは2月20日。はじめての更新手続きでしたので少々手惑いましたが、前日には準備完了!
の筈でした…。
更新予約日の前日、大家が書類をくれたのですがその中に気になるものが。
EDF(電気会社)の支払証明書:2007年7月発行。
私「これって大丈夫なの?」
大家「うちは口座からの自動引き落としだから、今はこれしか無いんだよね。前住んでた子もこれで通ってたから大丈夫だと思うよ。」
ほうほう、それなら大丈夫かもしれない。
ちなみにパリの滞在許可証現場の評判はすこぶる悪い。①係員によって対応、挙句の果てには必要書類まで変わる②長蛇の列③遅い④相手に笑顔など求めてはいけない などなど悪い噂は数知れず。
今思うと、私は彼らに舐めてかかっていた気がします…。
20日朝8時30分のランデヴーに向け、15分前にユネスコ(UNESCO)の隣にある学生滞在許可証の更新手続き専用の建物(その時期、パリ在住の学生はみんなここで更新申請でした。)へ。名前はMAISON DES ETUDIANTSだったかな?忘れた。
ちなみにここの手続きの流れは、①1階の受付で書類チェックを受ける ②それでOKだったら、2階にある申請窓口に通される というもの。
私は“申請日予約を取るのは、係員が手続きをよりスムーズに、そして多くの外国人を並ばせないようにするためだろう”と思いこみ、当日は15分前に着いたんですけど…。
長蛇の列かよっ!
思わず前の人に聞いてしまいましたから。
「これってランデヴーとった人の列ですか?」と。
聞いたところ、ランデヴーを取った人は並べる とのこと。つまり、ランデヴー取ってない人は並ぶ権利が無いってこと。
OH MY GOD、かれこれ並んで2時間。
2人しかいない受付の事務員のうち(多分ここの人数不足が、時間がかかる原因のひとつ…。)、私の担当となったのはメガネを掛けた口が真一文字のおっさんでした。
おっさんを目の前にし、少々緊張しながらおっさんに言われた書類を次々提出していく私。
するとそれらに目を通してから彼が言い放った一言:
「このEDFの書類古すぎるから、今からEDFの事務所行って新しいの貰ってきて。2時半にもう一回ここに来て。」
えええ。あと4時間でここに来いってか。それを用意して。
あたしが支払ってる訳じゃないから発行して貰えないんじゃないんですか?と聞いたところ、大丈夫だと言い張るおっさん。そして突っ返される。
整列2時間に対しおっさんと話せた時間:30秒。得たもの:ある意味priceless。
取りあえず一旦家に帰り、大家に事の成り行きを話しました。
すると「実は、電気の支払いは私の口座から自動引き落としにしてるんだよね。それだと年に一回しか普通は残高が来ないから、そのことを事務の人に話したら大丈夫だと思うよ。」
と言われ、
「なんだ!そうなんだー!」と一安心。
約束通り2時半にもう一度行き、1時間並び、おっさんにその理由を説明です。
するとまたまたおっさん:
「だめです。古いので新しいのを取ってきてください。明日の朝10時にまたここに来て下さい。」
いやっ、だってフランスで自動引き落としてる人はみんなこのシステムなんだから!どうすりゃいいのよおっさん!
とついつい熱が入ってしまい、
「何でですか!?フランスで自動引き落とししてる人はみんなそうでしょ!?あなただってフランス人なんだからわかるでしょ!?」とついつい喧嘩腰に!!!!!!!!!!!
これが引き金となりました。ね。ああ、やっちまった。
「やっぱりあんたは朝の8時半に書類を揃えて来てください。」
さて、そこで問題です。
建物を出たのは4時頃。EDFの事務所が閉まるのは5時頃。
EDFの事務所の住所は調べないとわからない。
おっさんは教えてくれない。
そんなことで何が出来るでしょう。
できませんね。
そして、滞在許可証の事務局は90%、電話を掛けても取ってくれません。
ということは、
「書類が用意できなかったので、予約の時間を変えてください」の電話はできません。
明らかに陰湿。嫌がらせです!
結局朝8時半に窓口まで行き、1時間半並び、「予約を先に延ばしてください」としか言えませんでした。
ふざけんなっ!!!!!!
今度こそと思い、家主に事情を説明し、新しいEDFの証明書を発行してもらいました。しかしそれは…
インターネットのページをカラーコピーしたもの。
「EDFの人は、これで十分だって言ってたよ。」と。
確かにこれも証明になると思います。
しかし、相手はあの厳しいおっさん。
やはり次の回(4回目)もだめでした。
そして、その回に突然おっさんが
「ASSURANCE D’HABITATIONは入ってるか?」と聞いてきて、私は、
そんなの警視庁ホームページの必要書類一覧に書いてなくて、焦っていたので、単語を聞き逃し、
「NON」と言ってしまいました。
するとおっさん、
「ここに入って加入してこい」と。
…住宅保険のことです(帰ってから気づいた)。
とにかく、言われたものは揃える、が鉄則なので、1週間後揃えて持って行きました。高かったです…。
するとおっさん、今度はその保険のことには触れず、過去5回、私がずっとおっさんに見せてきた家の契約書を取り出し、
「これ、日付が古いから新しいの作ってきてね。」と一蹴。
はあ?おっさん今まで4回も同じ書類見てて何にも言わんかったじゃんか!!
私は初めて、パリに来て大泣きしました。
しかも道端で。
自分の語学力にこれほど恨みを持ったことはありません。
これじゃ埒が明かないと思い、こちらに20年住んでいらっしゃる知り合いの方、よーこさん(もうこっちに来てお世話になりっぱなし。ご迷惑かけっぱなし☆)に救援要請をしました…。
人に迷惑をかけるのは嫌いです。
留学だから、なるべくすべて自分の力でやりたい。
しかし、しょうがない。なぜなら…
次の予約(6回目)の一週間後にドイツに旅立つことになってたから!
滞在許可証が無いと、
犯罪です。
帰国不可。
大変!!
なので、6回目の正直を神に祈りました。
そして神は見放していなかった!!!
滞在許可証の窓口はやはりいつものおっさんでした。
しかし1時間並んで、あと私の前が残り3人になったとき…
おっさんは昼休みに入った!!!!!!!!!!!!
優しそうな兄さんが担当に入った!!!!!!!!!!!!!!
そして、通った!!!!!!!!!!!!!!!!!
やったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう今度はうれし泣きです。
よーこさんがしゃしゃしゃっと説明してくれたお陰で、
降りました、滞在許可証。
しかも、9月30日まで!!
本当なら3か月しか出ないのに、よーこさん、色々とその優しそうな兄さんに説明してくれ、
少し仲良くなり、和気あいあいムードで…
私の滞在許可証は出来上がった!!!!!!!!!
本当によかったーーーーーーー。
助かった!!!!!!!!!
書いてたら疲れたー!
PS.
滞在許可証の発行を待っていたら、同じ学校の台湾人の男の子も申請に来てました。
よくよく聞いてみると、
「僕もあのメガネ野郎に4回落とされたんだ。今日はいい人に当たって、やっとこの2階の発行事務所まで上がってこれたんだよ。」と。
みんな苦労して大きくなっていきます。

