05/03
フランス留学13(ジャズバンドの誘い)
新学期も始まり、こっちでの生活もパターン化してきた3月上旬。
波乱万丈が好きな私としては何となく退屈なのでありました。
そんなある日、ふと思い付く。
「ジャズバンドしてぇ…!!」
そう、スイングガールズの上野樹里のように、どーんと。どーんと思いついたのです。
とにかく、学生=バンド=ジャズ!!
となんだかよくわからない方程式を用いて、フランス滞在をより印象的なものにすべく私は立ち上がりました。
それからというもの、友達の学生寮やソルボンヌ大学に行ってはジャズバンド募集のチラシを探しまくる毎日です。神に祈りつつ仏に祈りつつ、探すこと一週間…
あったぁーーー!!
<ジャズセッションしましょう!ギター募集!その他の楽器でも構いません。興味がある人はこちらに連絡下さい!06××○○――>![]()
なんと偶然なことに、ソルボンヌ大学でチラシを見つけちゃいました☆
でも楽器なんて持ってきてる訳ない。できるのはピアノとサックスがちょっとだけ。
じゃあ何があるって
…ふふ
…ヴォーカルっしょー♪
もともとカラオケが大好きなこともあり、歌が大声で歌いたくてストレスが溜まってた時期でもあったので(照)
もちろんジャズの歌い方…知りません☆
私が歌えるフランス語の歌…Les Feuilles Mortes(枯葉)だけ。
ということで早速応募です。
「ヴォーカルでもいいですか?」
すると「いいよ!新バンドにヴォーカルを迎えるなんて、最高じゃないか!!じゃあ○○日に国際学生都市(Cite-U)まで来て。僕の名前はTOM(トム)。」
とメールでお返事が。
*国際学生都市(Cite-U)とは、世界中からパリへ来る学生のために用意されている沢山の寮が集まった、学生による学生のための都市です。夜な夜な学生がパーティーをしてたり、研究者が研究をしてたりと、とっても活動的な場所なのです。![]()
しかし、私はこの時点でバンド代表者がTOMだということしか知らず、何人集まるのかも知らない。
おいTOM!おめぇは誰だいっ!?♪
という思いを胸に、国際学生都市に潜入です!
待ち合わせの場所に少し遅れて到着すると、Cite-Uの入り口の前になんだか楽器をぶら下げてる人たちを発見。
私「こんにちは、ジャズバンドですか?」
5人くらい「ああ、そうだよ、君がリナね。よろしく!」
という感じに、私入れて6人位が集まってました。トムはベルギー人でピアノ担当、そのほかコロンビア人のベース、ブラジル人のドラムなどなど、メンバー集合です!ちなみにフランス人はいません。インターナショナルジャズバンドの誕生ですね!
さてさて自己紹介もままならぬまま、早速移動してバンド練習開始です。
そしたらねぇーなんたってねぇー
みんなぁ~ぷろふぇっっしょなーる☆
始まって早々知らないジャズの名曲のオンパレードです!
私、ジャズすごい好きなんですけど、メロディーが好きというたかがミーハー心なので…
さっっっっっっっっっっぱりっす。
始まって一時間、歌どころか、声さえ出さない状況が続きました。
周りのみんなも気を使ってくれて、「知ってる曲ならどんどん入ってきなよ!」というのですが、
全くっす。![]()
こんな状況じゃやばい!と危機感を感じたので、知らない曲でもメロディー覚えたら何とかなる!と思って
やっちまいました、ハミング。
そしたらTOMが演奏の途中で「君の知ってる曲は何?それをみんなで演奏すればいいんだよ!」と言ってくれました。
そこで私は、「『枯葉』がいい!あれはジャズでしょ?」と聞き返すと、
TOMがベースの子と相談し始めました。
「『枯葉』って…シャンソンじゃねぇ?ジャズじゃねぇよ!!」
えーーー。
ジャズの名曲だと思ってたよーーーゥ。
とにかく私が歌えるのはそれだけだと言い、みんなに無理言って演奏してもらいました。
そして私はこの恥ずかしさから逃れるため 歌う! 熱唱しまくりました!!
そしてバンドの練習も終わり、TOMが私に
「来週のためにこの曲を覚えてくるんだ!いいか!!これは有名なジャズの曲だよ!!」
と、ジャズのスタンダード曲を教えてくれました。
タイトルは『ジンジン』。
ついに私も認められたのねー!と、幾分感極まり、次の練習を楽しみにしながらその日を終えました。
で、帰ってからその曲をネットで探したのですが、一向に見つからず。
TOMにどうやってその曲を探したらいいかメールしてみました。が。
返事来ない。
何度送っても…
返事来ない。
…!!
ワカッテマシタサぁーそんなこと!!やっぱりジャズをするのなら、もっと専門的なこと勉強してからでないといけなかったぁ!!あまりに熱唱しすぎてみんな引いたのかぁっ!?嗚呼!!Music is not free!!
まっ、いい経験にはなったのでいっか。楽しかったし!!
…(涙;)

